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ケンタッキーといえば、歴史的にはリンカーン大統領が生まれた地で、その丸太小屋が思い浮かびます。そして現代ではバーボン・ウイスキーの生産地、さらにはケンタッキー・ダービーが開催されるルイスビルが有名です。
ケンタッキー州は大きく「ウエスタン・ウォーターランド」「ブルーグラス・ハートランド」「シーニック・ワンダーランド」「イースタン・ハイランド」の4つの地方に分けることができます。(写真1参照)
今回、私の取材旅行はシアトルからテネシー州メンフィスへ飛行機で飛び、そこで一週間滞在しフロリダ州立大学の鎌田明人助教授と合流。
その後、男二人テネシー州ナッシュビルを目指し、I−40号線を北東へ走り抜けました。
最初はナッシュビル市内には立ち寄らず、一気にテネシー州からケンタッキー州マンモス・ケイブ国立公園の最寄りの街ケイブシティーまで、I−65号線を1時間半で疾走しました。 |
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今回我々はビジターセンターの裏手にあるマンモスケイブ・デスカバリー・ツアー($4)とバスで行くフローズン・ツアー($10)を選択してみました。
まずはグリーン・リバーまでの遊歩道をハイキングして、楽しみました。夏休みには、ミス・グリーン・リバーと名づけられた観光用の蒸気船で、川遊びも味わえるようです。
ハイキングの後、いよいよマンモス・ケイブに足を踏み入れました。薄暗い洞窟の入口から中まで、随所にレンジャーが待機しており、足元から壁一面を懐中電灯で照らしてくれますから、危険は全く感じません。 |
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マンモス・ケイブの入口 |
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この洞窟は、五層になっており、総延長距離が365マイル(584km)という驚くべきものです。 これは世界一の長さを誇るものです。天井も高く、また道幅も広くゆったりと見学出来ます。
私が最初に思い浮かべたのは、ハリソン・フォードが主演した冒険映画「インディアナ・ジョーンズ」でした。まさに地中にまた別の大きな空間が存在しているようでした。
1時間余り洞窟内を散策しましたが、しっかり乾燥しており足元がぐらつくような事は全くありませんでした。アメリカは何でも大きいのですが、洞窟もまた巨大だと妙に納得。
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ダイヤモンド・ケイブ http://www.diamondcaverns.com/index2.htm |
ビジターセンターに戻り、次のフローズン・ナイアガラ・ツアーまで、ゆっくり休憩。その名前がフローズン、すなわち冷凍という事から、さぞや洞窟内の気温が低いだろうと予測。
レンジャーにその旨を尋ねたら、気温差がかなりあるので長袖ジャケットを持参した方が無難だとの事でした。それで我々も車に長袖シャツを取りに行きました。
このツアーは、ビジター・センターの駐車場に集合して、バスに分乗して洞窟にいくことになっています。そのバスは、アメリカではよく見られるスクール・バスを改良したものです。
グリーンとホワイトのツートンカラーに統一され、マンモスケイブ・ホテルと表示されています。 |
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集合時間前には、マイクで数回アナウンサーされます。時間になると、まずレンジャーがツアーの解説をします。その後で3台のバスに分乗、15分余りで洞窟の入口に到着します。
入口は厚味のある鉄のドアーで閉じられており、30名程のグループごとに入っていきます。長袖シャツを持参して、それを身につけて参加して、まさに正解でした。中はかなり気温も低く、しかも水のしずくが時たま落ちてきます。
こちらの洞窟は天井も低く、しかも道幅もとっても狭いのです。私のような中肉中背の体型でも、時々体を捩じ曲げなければ通れない道筋が幾つもあります。
ですから大きく太った人は、とてもじゃありませんがここの洞窟には入場出来ないだろうと思ってしまいました。しかも地中深く急な鉄階段を降りていくのですから、ちょっぴり危険でもあります。
ここの洞窟は、単に巨大であるのみならず、長い歴史をかけた大自然の芸術品でもあります。ツアーの折り返し点では、集会所のように長椅子が配置されています。そこで案内してくれたレンジャーが、さらに細かい解説をしてくれます。 |
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そして、そこで質問を受けるのですが、次から次へと質問が飛びますが、若い女性のレンジャーは、それらを巧みにこなしていきます。
特に小学生の子供が熱心に質問しており、アメリカ人の率直さと大らかさには、感心させられました。もし日本の小学生が大人の中に交じったならば、こうはいかないだろうと両国の国民性の相違に思いが至りました。 |

ロストリバー・ケイブ http://www.lostrivercave.com/index.htm |
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この地中深いナイアガラの滝のように固まった鍾乳洞へのツアーは、わずか2時間余りです。それでもスケールの大きいアメリカ・ケンタッキー州の洞窟探検の神秘と魅力の一端が伺えました。
さてこの地域に数多く散在する<CRACKER BARREL> クラッカー・バーレルというオールド・カントリー・ストアーと銘打ったレストランには一度は足を運ぶ事を薦めます。
西部劇によく登場するゼネラル・ストアーのような佇まいがあり、何か懐かしさを感じてしまいます。入口のデッキにはアンティークなロッキング・チェアーとテーブルがいくつも並べられています。
そこでは幼い子供たちのみならず年老いたカップルがレモネードなどを飲みながら談笑しています。レストランは金曜日の夕方という事もあり、我々が申し込みをしてから1時間近く待たなければなりませんでいた。 |
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クラッカー・バーレル www.crackerbarrel.com
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その間、店内のお土産物コーナーで色々な物を手にとりながらウインドー・ショッピッグが楽しめました。南部から中西部を中心に、全米に500近くチェーン展開するクラッカー・バーレルのオリジナル商品が所狭しと陳列されていました。
同行した鎌田君はミシガンとフロリダに住んでいた関係からこのファミリーレストランをよく知っていましたが、私は今回が初めてでした。
後でこの会社のパンフレットで分かった事ですが、私が在住するワシントン州やオレゴン州及びカリフォルニア州など西海岸には一つも存在してないのです。
このような例はレストラン、ホテル・モーテル、スーパー・マーケット、などのチェーン展開ではよく見受けられる事であり、それだけアメリカ大陸が広大である事でもあります。 |
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ところでこのレストランの評価ですが、店内の雰囲気、メニューの豊富さ、サービスの良さ、そして肝心な味と料金とすべてが、合格水準でした。
特に日本からの旅行者には、アメリカ西部劇風のオールド・ファッション・スタイルが堪能出来るのでお勧めです。肉や野菜の量の多さとその料金の安価な事に驚くに違いありません。
ただし難点は、この店のようにビールなどが飲めない点で、ケンタキー州には、昔の禁酒法の残影があります。 |
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| (読売アメリカ旅行特集・2003年夏号) |
| 05/28/03 |
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